立山に魅せられて 

  能登半島は内浦地域に位置する能都町からは、立山連邦をはじめとした北アルプスの峰嶺が眺められる所です。
 しかし、一昨年初めて「立山の室堂」へ行ってきました。
  天気状況を加味して、とっさに思いついて行ってきたという割には、初めての立山室堂の日帰り旅でした。
  行ってみてその雄大さと美しさに惚れ、こうしてこのページを独立させてしまったのです。
  そして昨年は、「雄山」登頂を果たし、次なる山「剣岳」への想いを強くしたのです。
  これからも、立山に関係するものはこのページで紹介していこうと思っています。



   <2005年までのトレッキングの記録>



  快晴の「谷川岳」から       「西穂高岳」その3


  「西穂高岳」その2       今年は「西穂高岳」です。その1      海上越しに望む北アルプス



 谷川岳は、一の倉岳からオキノ耳・トマノ耳
 一帯を総称して言うらしい。
 なんでも国土地理院の作成する地図の誤記から
 隣のマナイタグラが元々の谷川岳らしい。
 ともあれ、1350mから1977mまでの登山経過は
 写真で順に紹介していきましょう。
 朝まだ早いうちは、空気も澄んでいて、遠くの
 山々もはっきり見渡せていました。
 日が高くなるにつれ、もやってきたとはいえ、
 頂上からの大パノラマは絶賛でした。
 山頂(オキノ耳)では、ここでもイワヒバリが
 人を恐れず餌をついばんでいました。
 山頂から一の倉沢を見下ろすと、日本三大岸壁
 (他は、穂高・剣)の一の倉岸壁が望めました。
 昭和6年に統計をとってから、現在までに約8百
 人もの遭難者を出したこの絶壁!
 ロッククライミングのメッカとはいえ、数字の多さ
 には複雑な想いがしました。
 3時間後には、一の倉沢を下界から望む場所に
 着ていました。ここからの景色は、谷川岳を代表
 する景色。ついついシャッターを何回もきっていま
 した。
 今夜の宿は、谷川温泉のペンション「セルバン」
 豊富な温泉と料理には大満足でした。
 谷川岳での宿は、ここが一押しです。

 下の2枚は、西穂高岳頂上からのもので、左は、人なつっこい「イワヒバリ」を中心に崖下を撮りました。
 右は、ガスに隠れた「ジャンダルム」方向です。
 今回の山行で感じたことの1つに、動物たちが意外と人間を恐れないということです。
 雷鳥にしろ、オコジョにしろ、そしてこのイワヒバリ!みなほとんど近くにいました。
 写真右は、山荘脇に咲き誇っていた「トリカブト」。
 根を煎じて飲むと・・!気をつけましょう。
 その下は、西穂高岳頂上の真下の難所。
 ツアーの高齢者がガイドのザイルで降りている
 ところです。限られたルート。お互い登り下り、
 譲り合いながらの登攀でした。
 ガスの中に、真中あたりに雷鳥が映っています。
 下の2枚は、ピラミッドピークの南北からそれぞれ
 撮影したもので、一方は乗鞍岳・焼岳を、もう
 一方は、西穂高岳をバックにしています。
 
 
 8月26日(土)は、新穂高ロープウェーに乗り
 山頂駅まで。午後2時頃に山頂駅を出発し、
 3時頃に「西穂山荘」に到着。
 山荘の玄関は、宿泊受付でごったがえしの状態。
 受付を済ませ部屋へ案内され、「今日は満員で」
 布団1枚に2人が寝るスペース!男女混合。
 シーズン中の山小屋はこれでもいいほうかも!
 さて、荷物を置いて、10分ほどの「丸山」まで!
 上高地を眼下にして、霞沢岳が迎えてくれました。
 明日の目標の西穂方向はガスで見えず、
 一瞬「独標」が見えた。
 頑張るぞ!と6人の仲間は腹の中でつぶやいた。
 8月27日(日)。夜中に雷雨があった。
 御来光を期待したのだが、明け方から雨は
 あがったものの、視界10m程度のガス。
 5時30分に朝食をとり、列を作って朝のお勤め
 の順番を待ち、6時30分に、霧の中を出発。
 丸山を過ぎるころに、雨具を脱ぐ。
 30分くらいすると、部分的に青空が見え、独標
 が近くなる頃には、尾根の西側(笠ケ岳)から
 霧が晴れてきて、時折「焼岳」や、雲に顔を出す
 「乗鞍岳」などがはっきりと見えてくる。
 歩いている間はTシャツで十分だが、谷から
 掛けあがる風が休むと寒いくらいだ。
 8時頃には、「独標」に着く。頂上はとにかく
 人でいっぱい。次の行動をとらざるを得ない。
 素人さんは、独標で引き返すというが、今回の
 うちのパーティーには、初めてという輩がいた。
 しかしその輩が、なんとも元気な輩で、
 ピラミッドピークで4人が残り、私とその新人が
 西穂まで行ったというのだ。
 自然が相手だけに、けっして無理をしないよう
 自分を含め皆に言っていたが、初心者はとかく
 怖いもの知らずとくる。今回天候にも恵まれた
 ので、初心者も数年中にはベテランの域に
 入るかも!
 独標から西穂までは、断崖続きの尾根道。
 一つ間違えればゾットする危険個所もいっぱい。
 そんな中、雷鳥やオコジョなどが人を恐れず
 顔をだすのが嬉しかった。
 1月9日(月:成人の日) 快晴

 世界には、海洋越しに雪をいただいた山々を
 見るに、3大景観地が、
 ●コルシカ島から地中海越しのヨーロッパアルプス
 ●カリフォルニア半島から湾越しのロッキー山脈
 そして、
 ●能登半島から富山湾越しの日本アルプス
 というのは、私だけが勝手に言っているのでは
 ないと思っています。
 能登半島でも、内浦地域の穴水から珠洲までの
 間で、場所によってもその形が異なり、また、
 季節は勿論、時間や天候状態でもいろんな
 表情を見せてくれます。
 能登の人々のやすらぐ風景であります。
 写真は、デジカメで撮影のため、いまひとつ
 その鮮やかさに欠けますが、一眼レフでも撮りま
 した。右上から西から東へと撮影したものです。
 鷲岳、立山三山、別山、剣岳、猫又山、毛勝山、
 鹿島槍ヶ岳、五龍岳、唐松岳、白馬槍ヶ岳、
 杓子岳、白馬岳、小蓮華山、雪倉岳、朝日岳、
 高妻山、黒姫山、妙高山、火打山などなど、
 近い将来、写真に山の名前を入れ揚げたいと
 思います。
 



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